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今日は「嫌われる勇気」のアドラー心理学でお馴染みの岸見一郎さんの本、「叱らない子育て」について。
アドラー心理学って、そもそも子育てのための学問って知ってた?
だよね。でも、実際に岸見一郎さん本人も、子育てしている時に、同僚に勧められて、アドラー心理学を勉強し始めたんだって。
子育てっていうのは、親からやってもらってたから自分でもなんとなくできるだろうって思うことあるじゃん。でもそれって 「虫垂炎の手術を受けた人が、虫垂炎の手術ができるようになる」ぐらい飛躍していることなんだって書いてあって、めっちゃ刺さった。
ちゃんと学ばないといけないよね。オムツ変えとか、そういうのは手順を学べばいいけど、スーパーで駄々をコネたときどうする?とか、そういうのって誰も教えてくれないので
わかるわー。自動車の教習所がまさにそんな感じだった。みんな簡単そうに出来てるから俺もできるでしょってノリでやると。。。車って運転するのムズすぎ!!
さてさて、本の内容に戻るんだけど、印象的だったのは・・・
子供の反抗期は存在しない。存在するのは子供を反抗させる親である。叱ったり強制させたり、命令したりすると反抗される。
それは、注目されるため。なんだって。
叱られるよりも、無視される方が辛い。
無視されないように、自分を見てもらいたい。逆に悪いことをすることで注目を得ようとする。
赤ん坊がオギャーと鳴くように、子供は自分一人では生きれない。誰かに頼って生きるしかない。そうすると、無視されるくらいなら、かまってもらおうと、反抗行動を取ってでも、注目されようとするらしい。
なので、子供って、なんでこんなことするのってところで、反抗行動を取ったりする。朝、保育園に行かなかったり、寝る前に歯磨きをしたがらなかったり。そして、親はまんまと子供の挑発に乗って、叱ったり怒鳴ったりしてしまう。
そして、アドラー心理学では、怒りの感情のせいで怒鳴ったというのを否定している。怒りと言うのは、相手を従わせるために作り出した感情だと考える。原因があって何かするのではなく。目的がまずあって何かする。多くの怒りは、相手を従わせるために出てくるもの。従わせることが目的なら、怒鳴る以外に方法があるはず。
なのでその目的を理解できれば、どう対応するべきか、他の手段も講じることができる。というのがアドラー心理学の考えなんだよね
そうそう!
そして叱ることが効果的なのであれば、一度叱れば、その後はやらないはず。でも何度叱っても行動をやめないってことは、効果がないと言うことに気づく必要がある。と本書では伝えられていた。
そして、叱られて育つと、叱られないなら何をやっても良いと思ったり、自分でいいか悪いかを判断できない人間になる。とのこと。
上から命令するのではなく断る余地を残す。「何々してくれませんか?」子供がお菓子をねだったとき、言葉で言わずに泣き叫んで自分の意思を通そうとする。その時、こちらが折れてしまうと、以後どんなことも「泣けば解決する」と学習してしまう。そうではなく「どうしてほしいか言葉で説明してくれませんか?」とお願いする「お菓子を買ってくれるとすごく嬉しいんだけど」と説明できたら買ってあげれば良い。言葉で説明してできるようにならない限り、子育ては大変なものになるかもしれない。
叱らなくても、どうするべきかを教えてあげる。
どうするべきかが分かれば、無意味に泣いたりする行動を取らなくなる。なのでこちらも無理に叱る必要がなくなる。ということらしい。
まさに、アドラー心理学は自立を促すことを目的としているね。
言葉でお願いできたら、こちらもキチンと対応する。
娘「パパ〜、お菓子、お菓子〜怒」
と言われても反応せず
「言葉でちゃんとお願いしてもらえますか?」
と聞くようにしてる「お菓子を、くれますか?」って言えたら、普通にあげるようにした。言葉によってお願いしたり、伝えることができるようになってくると、「断る」という選択肢も、やりやすくなっている気がしている。
例えば、晩ご飯の前で、間食させたくない時に「お菓子、くれますか?」って言ってくれたとしても、「晩ご飯の前だから、今はダメだよ。ご飯食べてから、まだお腹が空いてたら食べるのはどう?」って聞くと「わかった」って納得してくれることもある。
とはいえ、うまくいかないことも多い。
朝、グズグズしてご飯も食べない。着替えも進まない。こっちも仕事でバタバタしてるなか、服を着せようとした瞬間、子どもの頭が顎にクリーンヒット。
ほんと、なんでこうなるんだよ…と思いながら、怒鳴る代わりにちょっと大袈裟に痛がってみた。期待していた。「ごめんね」って言ってくれたら嬉しいなって。
でも、子どもは不機嫌そうで、奥さんが「謝りなさい!」とイライラモードに。結果、無理やり謝らされて終わった。
「わざとじゃないけど、相手が痛がってるなら謝る」
それは正しい。でも、子どもにとってはまだ難しい。
そこで親がどう伝えるか。
「わざとじゃないのは分かってるよ。でも、パパはほんとに痛かったなぁ。そういう時に“ごめんね”って言ってもらえませんか?」
こういう言葉を、自分の感情に任せず出せるかどうか。
この次につながる対話の中で、「偶然だから自分は悪くない」だったり、子供自身が感じているモヤモヤを吐き出せるようになっていけると良いのかなと思った。
言葉でのやり取りを繰り返して「自分で考える」というのを、子供も親も、一緒になって考えるのが重要なんだと思う。
やっぱり、「叱らない子育て」ってめっちゃむずいなって思う。 最終的には大事なのは忍耐なのかなって思うよ。 多分、何度も同じようなことは起こると思うので その度に、グッと堪えつつ、どうしたらいいかを一緒に考える。 なんだかんだ、子供に考えさせるって言うより、親の方がしっかり考えないといけないんだよなって思った。
親がキレて言うこと聞かせるって言うのは、すごく短絡的な手段だと、この本を読んで感じたので。
まさに、子供に育ててもらってます。って感じ。
こうやって自分の感情のコントロールしたり、他人と衝突した時にどうするのかって、普通に社会で生きていく上で必要なんだよね。
いいね、実は、アドラー心理学では、褒めるのも良くないんだよね。
褒めて育てると、褒められることしかしなくなる。というのもこの本の主張としてあった。
じゃあなんて言えばいいのか。。。?長くなってきたので
続きは次回で!
ちょっとでも気になった方はぜひ、Audible で本書を読んでみてほしい。
Audible だと大体無料キャンペーンやってるので、
通勤時間とか、家事の間に、試しに聞いてみると良いと思う。
二人の娘の父。サウナ、シーシャ、プログラミングを愛し、現代のシャーマン的存在を目指す。 新卒でベンチャーに入った後、起業に失敗し、現在はサラリーマンとしてマーケティングを行なっている。