usericon
でるたeX
「否定しない習慣」の実践が難しい、藤井風の詩に学ぶ、否定ループの終わらせ方

「否定しない習慣」の実践が難しい、藤井風の詩に学ぶ、否定ループの終わらせ方

更新日:

#実践#否定しない習慣#藤井風#習慣

コミュニケーションスキルを磨くために、「否定しない習慣」という本を読んで、実践を試みているが、これがなかなか難しい。

今朝も、奥さんと軽い言い合いになった。 子供達がソファで遊んでいた時のこと。

娘「パパ、おにんぎょ〜」

僕「おにんぎょーがなぁに?」

娘「おにんぎょ〜!(怒り)」

僕「とって欲しいの?」

娘「うん」

僕「じゃあ、「お人形取ってー」て、言うて」

娘「お人形とってー」

僕「じゃあ、自分で取りに行きなさい」

娘「・・・」


と言うやり取りを見て。

妻「あんたは、なんて自分勝手な人なの?」

僕「え?」

妻「自分でとって〜って、自分が楽したいだけじゃないの?しかも言わせといて取らないとか。ひどくない?」

僕「違うよ、子供の自立のためには、自分の頭で考えて、自分の足で動かないと」

妻「はぁ?それって何!?私に対する否定?こないだ「否定しない習慣」の記事、書いてなかった?」

僕「え?あぁ、確かになぁ」

妻「あんたは、読んだ本の内容をアウトプットしたら、本の内容を、覚えられるとかも書いてなかった?何も頭に入っとらんやん」

僕「・・・大丈夫、次は何とかします・・・」


その後

妻「そういえばさっきの、自分の頭で考えるってのはまだ早いと思う」

僕「いや、違う、違う、それはさ。。」

妻「ほら、また否定してる!全然やね」

僕「。。。」


無意識の否定の自覚は難しい

特に、無意識の否定というか、自分の反射的な否定には、奥さんにつっこまれて気付いた。 自分でも無意識だったので驚きだった。

前回書いた

正論で空回りしてない?『否定しない習慣』で学ぶ、上手な伝え方 | 気づきのこみち
正論で空回りしてない?『否定しない習慣』で学ぶ、上手な伝え方 | 気づきのこみち
実は、気づかないうちにあなたは誰かを否定して、不快にさせているかもしれない。と言われると、少し不安にならない?「正しいことを伝えたい」「事実を指摘しているだけ」...

を実践しようとはしているものの、なかなか難しい。

今回の場合「自分は正しい」を捨てきれてなかったという反省を得た。

相手が先に否定してきたらどうする?

今回の件では

妻「あんたは、なんて自分勝手な人なの?」

と言われた時に、自分を否定されたと思った。

というか、これは完全に否定に聞こえない?

とはいえ、奥さんに悪意は全くなく、「こうじゃないの?」っていう意見を言いたかっただけ だったそう。 それに対して、自分は真に受け取って

僕「違う」

って言ってしまった。

多くの否定には「悪意がない」 という前提に立てば、反射的に「否定された!」と思わない方が良いのかもしれない。

自分は、「否定された!」と感じたから「違う!」と否定したくなった。 これだと否定のオンパレード。その後も否定が続くこと間違いなし。結果的に何もいいことはない。お互いがお互いを傷つけて終わるだけ。

相手に悪意がないとしたら、自分にできることは何だろうか?

それは、「自分の意見を一旦おいて、まずは相手の意見を受け入れる」ことなんだと思う。

ちなみに今回は、奥さんも前回の記事を読んでいたので、自分に対する注意みたいな感じで、終わったのがことなきを得た。


否定ループからは、何も生まれない

もう一つ感じたのが、結果的に、否定に対して否定で返すという状況になったが、これはマジで何も生み出さない。

ふと、このやりとりが終わった時に、

藤井風の「帰ろう」という曲を思い出した。

最後の歌詞に

憎み合いの果てに何が生まれるの

わたし わたしが 先に忘れよう

というフレーズがあるのだが、この 「わたしが 先に忘れよう」という言葉が、言い得て妙だなと思う。

「わたしが 先に忘れよう」

言い返すのではなく、先に、相手が言った言葉をもう忘れてしまう。ぐらい。 許すとかそういう言葉ではなく、忘れるというのが、非常にいい塩梅だと感じた。許すだと、こっちが譲歩してるイメージがあるが、忘れるだと、そんなこともあったね。という感じでもう過去を水に流せている感じが良い。

自分自身も、振り返ってみると、否定されるのが許せなかったりすることもあるんだけど、ムキにならずに、「忘れる」っていう選択肢を取れる方が、コミュニケーションってうまくいくんだろうなぁと感じた。

否定ループを終わらせるには、「自分が先に忘れる」がポイントかもしれない。

引き続き、「否定しない習慣」の実践あるのみ

今回のやりとりで学んだのは

という2点。 何気ないやりとりでも、反射的に反応するのではなく、一呼吸置くのを意識するのと、否定されたということさえも、すぐに忘れて、自分もやり返さないってことを、今後は徹底していきたいと思った。

📌 関連記事

正論で空回りしてない?『否定しない習慣』で学ぶ、上手な伝え方
正論で空回りしてない?『否定しない習慣』で学ぶ、上手な伝え方
実は、気づかないうちにあなたは誰かを否定して、不快にさせているかもしれない。と言われると、少し不安にならない?「正しいことを伝えたい」「事実を指摘しているだけ」...
スマホゲームが続くなら3日坊主は克服できる!?「継続する技術」から学んだ、たった3つの原則
スマホゲームが続くなら3日坊主は克服できる!?「継続する技術」から学んだ、たった3つの原則
ディオ「お前は今まで3日坊主した回数を覚えているか?」 僕「・・・(年初に今年の抱負書いて、大体挫折してるわ。)」 そんな自分と同じ境遇のあなた。3日坊主を...
【体験記】本気で「全捨離」を始めたら、人生が好転し始めた話
【体験記】本気で「全捨離」を始めたら、人生が好転し始めた話
「断捨離」って聞いたことある人、多いと思う。 でも今回僕が読んだのは、そのさらに上をいく「全捨離」。 要は、モノを選別するんじゃなく、基本8割捨てる。例外だ...
usericon
でるたeX「気づきのこみち」の管理人

二人の娘の父。サウナ、シーシャ、プログラミングを愛し、現代のシャーマン的存在を目指す。 新卒でベンチャーに入った後、起業に失敗し、現在はサラリーマンとしてマーケティングを行なっている。